陳  情  書

岩木町議会議長殿

平成 13年 9月 日

岩木町長選挙の真実を求める会
 代表  秋 田 幸 宏 

 

 平成11年4月25日執行の岩木町長選挙の開票事務及び
     関連公務執行について

 A.陳情の趣旨

1.

町長選挙の開票事務に濃厚な犯罪容疑の事実があり、結果に重大な影響を及ぼしたと考えられます。別添4種類の鑑定書を提出致します。
議会のルールと権威において厳正調査し、公表することを要請します。

 

2.

町長選挙の投票用紙や不在者投票封筒などの印刷製本代の「支出負担行為書」及び「支出命令書」に関し、虚偽公文書作成並びに同行使の容疑が濃厚でありますので、議会の権限において真相究明し,公表することを要請します。

尚、仙台高裁および最高裁の審理は民事裁判(行政裁判)としての選挙訴訟であり一切の証拠鑑定が不採用の状態で、結審したものであることを申し添えます。

 

 B.陳情に至った事情(理由)

1.

筆跡鑑定書により票の保管封筒の筆跡が相異であると判定が出たこと。
町長選挙開票事務の記録係佐藤陽子が書いたと証言記録にある「田中元」の筆跡が「佐藤陽子の筆跡では無い」と2ヶ所の鑑定事務所から鑑定結果(別添)が出た。
この鑑定結果は投票保管封筒のうち「田中元」氏名の封筒だけ差し替えられたこと等の不正行為があったことを裏付けると思われる。

 

 2.

票の保管封筒における印影及び封筒におけるマジック線の鑑定結果

たけや勇勝票の保管封筒は ・・・・ 封印ズレ有り
                      マジック線ズレ有り

田中元票の保管封筒は ・・・・・・・・ 封印ズレ有り
                      マジック線ズレ無し

上記の事実が出たこと。
開票所の記録係佐藤陽子の証言との食違いが明確であることを裏付けしている鑑定結果であり、更に田中元票の保管封筒が、開票日以後に不正に開けられて太字マジック線が引かれたことを裏付ける鑑定結果である。

 

3.

有効投票決定表に押印されている立会人印「村上」の印影が、本人所有の提出印との比較分析した結果、6枚すべてが相異しているとの鑑定結果が出たこと。
 選管事務局長斎藤務は仙台高裁証言において「決定表は必ず、票確認後職員により作成されている」「間違いありません」と述べている。
また花田博文の証言は「投票決定表関係は、柴田弘毅です」と述べている。
 しかしながら、鑑定書によれば、上記2人の証言は偽証の容疑が極めて濃厚である。更に、村上本人の印影ではないのであるから、開票日に開票所で合法のもとに作成された有効投票決定表では無いことになり、不法に作成され、なおかつ不法に投票箱の鍵を開け、そして票保管封筒を不法に開けて、投票決定表を入れたことになる。

 

4.

平成13年7月24日並びに平成13年8月31日に役場監査委員室において文書開示申立による閲覧等をさせて頂いた結果、数々の疑念や不法行為濃厚の事実が発見されたこと。
以下、具体的に記述する。

(1)  起案年月日平成11年4月1日決裁番号第63号の「支出負担行為書」は虚偽公文書であると職員花田博文が認めた。(平成13年8月31日)
 4月1日の支出負担行為書起案の時点において、投票用紙予定枚数は町議会議員選挙の予定枚数と同数の10,200枚であるべきであり、支出予定額も10,200枚をベースにするべきであると思われる。
ところが、平成11年4月8日に青葉印刷において印刷された投票用紙であるから、印刷枚数の実数が4月1日作成の文書に記入されていることは、全く合理性を欠き公文書の体をなしていない。
 以上の旨を西沢会計課長にも質問したところ、「支出負担行為書そのものの文書を差し替えた」と花田博文が認めたのである。

 

(2)  前記決裁番号第63号の「支出命令書」についての問題点と虚偽公文書の疑いについて

@

 検査スタンプ印に記載されている五十嵐雅幸及びその部下であった美濃又菜摘に、検査方法について質問した結果

五十嵐雅幸は「検査しておらず、スタンプも押していない。部下の美濃又菜摘に任せていた」と述べた。美濃又菜摘は「投票用紙の枚数は数えなかった」「検査印は総務課の職員が勝手に押印したと思う。よくあることです」と述べた。

 

A

 検査印の日付平成11年4月23日は検査不可能な日である。
何故なら告示(4月20日)からすでに不在者投票が始まっているのだから当然投票用紙は、移動分散していて確認できない状況下である。従って支出命令書も虚偽公文書作成の疑いがある。
 会計課において適確な審査が行われた痕跡はなく、決裁印三上、山城は馴合でただ印を押しているだけであり、決裁の意味をなしていない。
 さらに、青葉印刷からの請求書には納品月日の記入が無い。
斎藤課長、会津係長の説明によれば、支出金額が10万円を超えないから発注書も見積書も納品書までも添付の必要がないとのことである。
 花田博文の説明によれば、見積単価や発注納品の業務は口頭か電話だけで行っているから、全くそうした文書は存在しないのだとのことである。
しかしながら、日付のない請求書一枚で事足りるような業務であれば、不正がいくらでも罷り通るし、民間企業でさえそういう業務はありえない。
まして、投票用紙は貴重な一票であり、金券にも値する意味があって然るべきなのに、そのようなずさんな対応をしていたとは、まさに驚くべき事態である。要するに不正、虚偽行為がいくらでも可能であることを示している。
 青葉印刷において印刷状況を監視し、印刷物を受領したとされる吉崎拓美は「納品書があったかどうか、記憶があいまい。投票用紙の枚数を数えて確認したかどうかもあいまいである」と述べた。更に「印刷を終えてから私たちの前で、余分な印刷物は青葉印刷の人が断裁していたのは見ていた」とも述べている。
 選管委員長名による「諾否通知書」には見積書、発注書、納品書は公文書が不存在であると明記している。

 

B

 青森県選管から仙台高裁へ提出された乙第10号証(別添)によれば、投票用紙不正使用確認調査の項目には、発注書によって10,200枚を確認し納品書等によって10,178枚を確認したと明記されているのである。
岩木町選管か青森県選管かいずれかが虚偽公文書作成及びその行使罪を犯していると思われる。

 

C

 青葉印刷が出した東京弁護士会への回答書はまさに矛盾だらけであり、でたらめな印刷会社だということになる。(別添2回の紹介申立)
 回答書によれば青葉印刷は白紙22枚を加えて10,200枚納品したことになるが、発注枚数よりも余分に印刷したその場所において、あえて白紙22枚と知りながら納品することは、常識の範囲を超えて犯罪的行為である。
 花田博文の仙台高裁の証言は「青葉印刷において印刷枚数を数えたのは吉崎拓美であり、一緒に行ったのは選管委員長の佐藤健治である。
白紙22枚が出てきたが、また印刷するのもなんだからと持ち帰ったのだと吉崎拓美と選挙長から聞いた」となっている。
 ところが、前記のとおり吉崎拓美は「あいまいである」とぼかし答弁を繰り返している。
 結局岩木町の選管職員の中で10,178枚を確認した人は誰もいないという謎が残った。

 

(3)  起案年月日平成11年4月1日決裁番号第61号の「支出負担行為書」は虚偽公文書作成及び同行使罪の疑いが濃厚である。

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 職員吉崎拓美の説明によれば、当該選挙は不在者投票者の数が多く告示
 (平成11年4月20日)して2,3日後に不足を来せばいけないと思って不在者投票用封筒(外) (内)「各500枚@30円」を追加発注したという。

 

A

 吉崎拓美の説明どおりとすれば、当該支出負担行為書の日付(4月1日)は、通常ありえないのである。
 決裁番号第62号は追加発注する前の支出負担行為書(議員選挙用)であり決裁番号第63号も追加発注する前の支出負担行為書(町長選挙用)である。
 告示した後に不足が心配されたから4月22日頃になって追加発注された印刷物の「支出負担行為書」が正規印刷の支出負担行為書を作成した同じ日(4月1日)にどうして作成されたのか。
 すなわち4月22日、23日頃に追加発注したとされる不在者用投票封筒の印刷が22日以上も前から予知され、すでに支出負担行為書が決裁されていた事実は、虚偽としかいいようないがいと思われる。
 さらに、印刷封筒の単価が第61号だけが第62号、第63号の単価に比べて高くなっているのである。
 追加分で枚数が少ないからだろうか。
いずれにしても、同日起案同日決裁の文書として作成したと主張するには、客観的にみて無理が生じているといわざるを得ない。
 請求書だけが存在し納品月日が記載なし、検査者も不明の状況である。
公務をでたらめに執行し、架空文書作成の不正行為を平然と行っているのではないかと、疑念を抱かせる状況である。予算査定時点の印刷費の積算根拠を調査すれば、予定数量と予定単価、予算総額が明確になり真相に近づくと思われる。

 

5.

「公開質問状に対し答えない」ことに町選管の会議(平成13年7月26日)で決定した旨を斎藤務事務局長が言明したが、公務員が公務として執行したことに、答える義務があるのは当然で、答えられないのは、答えられない程の事情があったのか、徹底して調査して頂きたく要請致します。

添付資料
 1,筆跡鑑定書 写し 各一部
 2,印影及びマジック線の鑑定書 写し
 3,印鑑鑑定書 写し
 4,「支出負担行為書」及び「支出命令書」と「請求書」
   平成11年4月1日付 第61号〜第63号の写し
 5,仙台高裁における証言記録
   斎藤 務    佐藤 陽子    花田 博文
 6,東京弁護士会に対する青葉印刷の回答書並びに照会申立書
 7,県選管が仙台高裁へ提出した物件調査結果総括表
 8,公開質問状