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エンジンルームでのネコ巻き込み事故(2005年12月)
 いつも来られている患者さんと、ふとした話で大変興味深いことを聞きましたので、書いてみようとおもいます。

 寒い季節になると、猫たちは暖かい場所を求めていろんな所へ潜り込みます。家で飼われている猫なら、まっしぐらにコタツかストーブの前ですね。

 

 しかし、外にいる猫たちは悲惨です。ちゃっかりしている猫は、何件もの飼い主宅を持っているので困らないのでしょうが、人見知りする子たちは、そうもいきません。
暖かい場所となると、住宅街ではボイラーや給湯器の排熱ダクトや家の床下などに潜り込むようです。
悲しいことに自動車も含まれます。車庫に戻ったばかりの車はボンネットが暖かく、人がいないすきにここで暖をとる子がいます。しかし、まれに暖かいエンジンルームに入り込む猫がいて、朝、何も知らない人間がエンジンをかけた際に、ベルトで巻き込むことがあります。

この話は、教科書や授業では何度か聞いていましたが、実際の発生件数は余りよく知られてません。
私の病院のとある患者さんが、この発生件数に興味があったようで、日本で有数の◯ヨタ自動車に電話して聞いてみたそうです。

その結果は、
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巻き込み事故のほとんどがタクシーで報告されているそうです。異臭がするということで依頼された修理件数の9割が猫の巻き込みだそうで、ボンネットを開けてみたら悲しい姿の猫が発見されるそうです。また、「異臭」として処理されているそうで、メーカー側としても、自動車トラブルの件数において「猫」としては統計上カウントされていないそうです。発生頻度は、1つのタクシー営業所で年間10件ほど有るそうで、東京などでは全営業所をかけると、年間数千匹の猫が、エンジンルーム内の巻き込み事故で死亡していることになります。
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意外と多いんですね・・・・
ただ、最近では自動車メーカー側もエンジンルームの底にプロテクターが装備されるようになってきているので、この事故の発生件数は減少傾向だと言うことです。

ホントに自然で生き抜くことは厳しいことですね・・・・。
うちでゴロゴロしている猫たちよ。暖をとる必要がないことを感謝している?
多分わかってないよなぁ・・・・。

それにしても、1ユーザーの素朴な質問のために、たくさんのタクシー営業所に電話して調べてくれた◯ヨタ自動車の行動力に脱帽です。
すばらしい企業魂ですね。