当院での手術室の様子
生態情報モニター(ECG,SPO2,ETCO2)、麻酔器、人工呼吸器、電気メス、無停電電源装置などが設置されています。
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ある飼い主さんは、「手術代を安くしろ」といいます。また、ある患者さんは、「いくらかかってもいいから安全に手術をしてくれ」といいます。
当院では、いかなる要求に対しても、安全を最優先に手術を行います。飼い主さんの要求によって安全の基準を変えることはありません。そのために手術代が高くなることは、理解してください。理解できない方の手術はお受けできません。
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手術は、全身麻酔をして行います。獣医師が日常の業務を行う上で、もっとも死の危険が伴う領域です。このため、精神を集中して手術を行いますが、人間というのは必ずミスをおかすものです。このため、当院では可能な限りの機器を使って生態情報をモニターし、手術者をサポートしながら手術を行っています。
上の写真は、当院の生態情報モニターです。手術中の心拍はもちろんのこと、酸素飽和濃度(SpO2)やEtCO2(終末端二酸化炭素濃度)、呼吸数、非観血血圧(NIBP)を常時モニターしており、少しの異常でも検出できるようにしてあります。また、呼吸が停止するなどの緊急時には、人工呼吸機に切り替えて呼吸を確保し、心停止の場合には、除細動(カウンターショック)にて対処するなど、各種機器を配置してあります。また停電が起きても、これらの機器の電源は切れないように無停電電源装置も備えています。
また、この様な機器は使い捨てのセンサーを使用します。このため、手術代が高くなってしまいますが、これは安全のための代償です。
これが私の手術に対するポリシーであり、これからも、安全に対して気を抜くつもりはありません。たとえ赤字になろうとも、生態情報のモニタリングは、最重要項目だと考えています。