
当院の手術用顕微鏡
(Zeiss社製) |
| オペをしていると、すごく小さな物を手術をしなくてはならない場面があります。血管や神経、尿管の吻合手術、眼科手術の時などにしばしばあります。これらのオペは顕微鏡などで拡大しないと見えないことが多く、「顕微鏡手術」または「マイクロ手術」などと呼ばれています。 |
一例を挙げると、交通事故などで手を怪我した時、血管がばっさり切れる事があります。大きな血管を損傷している場合は、血行障害を起こして手が壊死することもあり、最悪切断することもあります。このため出来るだけ切れた血管を縫わなくてはなりませんが、つまようじ程の太さの血管を、髪の毛ほどの糸をを使って繋ぐオペとなり、相当難しいのです。
これら血管手術をはじめとするマイクロ手術、なかなか難しく、嫌煙される事が多いオペですが、私は積極的にトライしています。
私は、大学院時代にマウスのオペを良くしていた経験があり、特にマウスの血管手術を多数やっておりました。マウスといっても、いろいろな大きさがありますが、私がオペしていたマススは、体重80gほどで500円玉にのるほど小さなもの。このマウスの血管は、シャープペンシルの芯ほどの太さ。この血管同士を、髪の毛ほどの糸で縫い繋ぎます。このオペのおかげで、マイクロ手術はかなり上達しました。 この技術は、今の臨床においても役立っており、血管吻合手術をはじめ、神経や眼科領域で役立っています。もちろんマウスやハムスターなどでの一般手術においても役立っています。
オペによっては、大がかりな手術用顕微鏡を使わず、頭からかぶるタイプの額帯鏡(顕微鏡)を使用します。ちなみに、どちらも倍率は同じ程度です。