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Q 雑種の柴犬です。うんこをした後、地面にお尻をこすりつけて、前進します。お尻が痒いのでしょうか?
(2006年5月13日デーリー東北掲載)

  これは肛門嚢(こうもんのう)の中に分泌物がたくさん貯まったときに、よく見られる症状です。
 犬や猫には、肛門のすぐそばに左右一対の肛門嚢とよばれる小さな袋状の器官があり、内部には独特のにおいのある分泌物が貯まっています。肛門嚢は、肛門の括約筋に囲まれており、排便時や興奮時などで力んだ際に、肛門のすぐそばから内容物が分泌されます。
 しかし、下痢をしているときや肥満、また犬種によっては内容物が貯まりやすく、炎症をおこすことがあります(肛門嚢炎)。この様なときに、痛みからおしりを地面にこすりつけたり、おしりを頻繁になめる仕草が見られます。さらに炎症が悪化したり、細菌感染して化膿すると大きく腫れ、ひどい場合には破裂することもあります。

「おすわり」のあとで、前足でおしりをこすりながら歩いたら、肛門腺が貯まっているサインです。

 このため、この様な仕草が見られたときには肛門嚢を圧迫して中身を出す処置(肛門腺しぼり)が必要です。またご自宅でも定期的にしぼってあげた方がよい場合もあります。詳しくは、お近くの動物病院の先生にご相談ください。