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Q 8才のポメラニアンです。最近、散歩の途中で、バレリーナのように後ろ足をぴんと延ばす仕草をします。なんでしょう?
(2006年7月22日デーリー東北掲載)

 これは、膝蓋骨内方脱臼(しつがいこつないほうだっきゅう)の疑いがあります。膝蓋骨とは、膝(ひざ)のところにある動く骨で、大腿骨と脛骨(けいこつ)を結ぶ筋肉の途中にあります。足を伸ばすときに、筋肉が正確に骨に沿って動くようにする働きがあります。このため、膝蓋骨が動く部分の大腿骨には、滑車溝(かっしゃこう)と呼ばれる溝があり、この溝でガイドされながら膝蓋骨は動きます。

 しかし、小型犬の一部の種類では、生まれつき滑車溝の深さが浅かったり、加齢や栄養状態の悪化などで溝が浅くなる場合があります。このような場合に、足を伸ばそうと大きな力が筋肉に加わると、体の内側に膝蓋骨が外れてしまうことがあります(内方脱臼)。
 軽度の場合は、自力で足をぴんと伸ばして膝蓋骨を元の位置に戻す場合もあり、バレリーナのような姿に見えることがあります。

 
ポメラニアン、シーズー、マルチーズなど、小型の犬種の中には、遺伝的に内方脱臼を起こしやすい系統があります。散歩の時に良く注意してみてみましょう。

重症の場合には、骨の変形がおき、歩行がむずかしくなるケースもあります。症状の程度によって様々な治療方法がありますので、かかりつけの動物病院の先生にご相談ください。