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Q 先日、私が飼っている猫がご飯を食べなくなり、動物病院へ連れて行ったところ、ストレス性の胃潰瘍だと言われました。動物にもストレスはあるのですか?
(2006年10月21日デーリー東北掲載)

 もちろん、あります。猫だけではなく、他のすべての動物においても、ストレスはあります。

 ストレスの原因は様々です。食事の内容や、食事の容器、食べる場所が変わったなど、飼い主にとっては些細なことでも、猫にとってはそれが我慢できないほどストレスである場合もあります。他にも、飼われている場所が変わった、愛用品が捨てられる、飼い主同士の喧嘩や、離婚・出産などで家族構成が変わることも、大きなストレスである場合があります。

おこってるの?
一緒に寝ないほうがいいの・・・?

猫は飼い主さんの心を良く読み取ります。


 ストレス状態の動物では、体内のホルモンバランスが崩れ、様々な病気が発生します。ご質問にあるように、ストレス下では胃粘膜での粘液の分泌量が変化し、自分自身の胃酸で潰瘍を起こすことが間々あります。また、免疫機能が低下しやすくなり、普段ではかからないような感染症に感染しやすくなります。症状が悪化すると、ストレス性の脱毛や、自分自身を傷つける自傷行為が起こることもあります。
 このような病気が発生してしまった場合は、まず、その病気の治療を始めると共に、ストレスの原因を除去することを考えましょう。かつての生活とストレスが起きた後の生活環境を比較し、変わったことがあれば、元に戻してみましょう。それでもストレス症状が再発する場合は、飼い主さん自身のストレスが原因である場合もあります。猫は、とても感情が豊です。飼い主さんの微妙な心理状態の変化を察知して、猫も飼い主さんと同じくストレスを受けます。いらいらした状態や落ち込んでいる飼い主さんには、猫は心を読み取って、いつも以上に気を遣います。これが続くことで、動物にもストレスが伝染してしまうことが良くあります。

 余談ですが、私の家には7匹の猫がおります。私が、普通の心理状態で接すると、一緒に寝ようと布団に潜り込んでくるのですが、少しでも私の機嫌が悪かったり、不安な状態であると、誰も寝てくれようとはしません。また、年に数回、健康診断をするため採血をすることがありますが、この時に近づくと、全員が全力で逃げます。いずれの場合も、いつもと変わりなく接しているつもりなのですが、ここまで心を見抜いている猫たちに驚かされます。