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本田動物病院 TEL 0176-57-3468
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Q 犬の口がとても臭いです。犬も人のように歯周病や虫歯になるんでしょうか?歯磨きはした方がいいのでしょうか?
(2007年1月6日デーリー東北掲載)
定期的に口の中を覗いてみましょう。
歯石は、犬歯や臼歯に貯まりやすいです。
人のように、虫歯菌によって歯の表面に穴があくような典型的な虫歯は、犬や猫ではほとんどありません。一方、歯の周りの歯肉や骨が炎症を起こす歯周病は大変多く、3才以上の犬猫の80%が罹患していると言われています。
歯周病の原因は様々ですが、特に多いのが歯石によるものです。食事の後に歯の表面に付着した歯垢は徐々に蓄積し、やがて石のように堅い歯石となります。特に柔らかい缶フードを食べている動物は、歯の表面が削られないため、歯石がたまりやすい傾向があります。大きくなった歯石は、歯の表面をびっしりと覆い、やがて周辺の歯肉にまで食い込みます。このため歯肉は歯石によって傷つけられて出血したり、歯垢についた細菌によって化膿することがあります。口臭も強くなり、放置すると歯が抜け落ちるだけでなく、歯が埋まっている骨が溶けたり、皮膚の柔らかい部分に炎症や化膿が広がって、大きな病気に発展することがあります。
動物病院での治療は、歯石を除去することから始めます。大型の歯石の場合は、特殊な器具で砕き、その後、歯の表面にこびりついた歯石をフック状の器具(スケーラー)で除去します。歯石除去後の歯は表面がザラザラしているので、歯石が再びつきやすくなっています。これを防ぐために、歯石除去後は歯の表面をきれいに磨き上げるポリッシング(歯面研磨)を行います。歯肉炎に対しては、抗炎症剤や抗生物質などを用いた薬物治療を行います。また、歯石が軽度の場合には、歯石を取る専用の処方食がありますので、これを数ヶ月間給仕して歯石除去を試みます。
ご自宅でできる処置として、「歯磨き」はよい歯石予防方法です。動物用歯ブラシも各種発売されており、これらを使って、毎日1回の歯磨きが歯石予防に大きな効果があります。しかし、大人になってしまった犬や猫は、口腔内に異物が入ることを極度に嫌うので、なかなか歯を磨かせてくれません。無理に押さえつけてやると、ブラシで歯肉を傷つけてしまい、かえって病気を作ってしまうこともあります。いやがる場合は無理をせず、動物病院で診察を受けてください。
ちなみ、人用の歯磨き粉は、動物では消化器障害を起こしますので、使用してはいけません。