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本田動物病院 TEL 0176-57-3468
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Q 私の飼っている猫が血尿をしたので動物病院へ連れて行ったところ、ストラバイトが原因の膀胱炎といわれ、治療薬と一緒に処方食が出されました。何が原因で、起きるのですか?また、処方食が好きではないようなので、今までのご飯をあげてもいいでしょうか?
(2007年2月3日デーリー東北掲載)

 この時期、尿石症で来院される猫が増えてきています。尿石症は、食事に含まれるミネラルのアンバランスや、膀胱炎、遺伝的疾患などがきっかけで起きます。特に、ストラバイトによる尿石症は、猫や犬に発生が多く、治療にも時間がかかる病気です。

 ストラバイトとは、リン酸アンモニウムマグネシウムでできた結晶の事を指し、マグネシウムやリンが多い餌を食べている猫や犬において、尿がアルカリになった時に膀胱内で形成されます。この結晶は、顕微鏡で見ると長方形の形をしており、角が鋭く、これが膀胱や尿道の粘膜を傷つけ、膀胱炎や尿道炎をおこし、血尿を起こすことがあります。


ストラバイト結石の顕微鏡写真
オシッコの中にこれらの硬い石ができて、膀胱粘膜を傷つけることで膀胱炎が起きます。

 最初は、顕微鏡でないと見えない程の小さな結晶ですが、高齢の猫や寒い時期など、あまり動かない猫の膀胱内では結晶が沈殿してくっつき、やがて塩の結晶ほどの大きさに成長します。この頃、オシッコをした後にキラキラした結晶が見えたり、尿が白く濁って見えることがあります。やがて肉眼で確認できる砂粒ほどの結石まで成長すると、尿道で詰まることがあり、尿が出なくなると非常に危険です。
 

 動物病院では、カテーテルを挿入して、尿道や膀胱に貯まった結石を除去します。除去することが困難な場合は、特殊な装置を使って超音波破砕したり、手術によって膀胱や尿道を切開して、大型の結石を取り出すこともあります。

 ストラバイトは、尿がアルカリ性の時にできやすいため、専用の処方食を与えて、尿を酸性にすることで結石を溶かすことができます。このため、膀胱炎の治療薬と一緒に、専用の処方食が出されたわけです。少なくとも、今まで食べていた食事で結石ができたわけですから、処方食の食べ良くないからと言って、元の食事に戻しては意味がありません。辛抱強く処方食を与えてみてください。どうしてもダメな場合には、かかりつけの獣医に相談して、メーカーや味を変えてみてください。最近では、フードメーカーもいろいろな味をそろえてあり、苦しい病気治療が少しでも楽になるような工夫がなされています。