〒033-0037 青森県三沢市松園町2-7-15
本田動物病院 TEL 0176-57-3468
since 2005/04/01
Q ミニチュアダックスを飼っています。来週、出産予定ですが、初めてのお産で飼い主の方が緊張しています。心の準備をしたいので、どういった感じで生まれてくるのか、何をしたらよいのか、教えてください。
(2007年2月17日デーリー東北掲載)
ミニチュアダックスは、自力分娩が難しい場合があります。妊娠中は、動物病院にて定期的に検診を受けましょう。
お産が近づいたら、動物病院で、赤ちゃんの数や状態を確認しておきましょう。逆子や、成長しすぎて産道を通過できないような大型の胎児の場合は、自然分娩が困難な場合があります。この様な場合は、獣医師より帝王切開を勧められることもあります。
特に問題ない場合は、出産予定日付近の飼い主の予定は空けておき、できるだけ一緒にいてあげてください。お産が近づくと、犬は不安な状態になったり、いらいらして鳴いたり、普段とは違う行動を取り始めます。やがて、破水が起きます。その後陣痛が繰り返し起きますが、最初は間隔が長く数十分おきですが、やがて5分ほどに短くなります。お腹にそっと手を当てると、グッと力む感覚が飼い主にも分かりますので、この間隔を記録します。その後、羊膜に包まれた胎児が出て来れば無事出産です。顔の周りに張り付いた羊膜を取ってあげ、喉の奥に異物がないか見てあげてください。口の中が羊水でいっぱいの時は、タオルやティッシュで吸い取ってください。その後、胎盤や羊膜の一部が出てくる後産が起きます。これを親が食べようとすることがありますが、喉に詰まる事がありますので、食べさないでください。
以上が通常の分娩ですが、ミニチュアダックスは、自力でお産することが難しいことが多く、時に人間の介助が必要なことがある犬種です。陣痛が弱く、破水があったのになかなか出てこない場合は、胎児が危険なことがあります。また、胎児が出始めても、足や手が産道に引っかかって、途中から出てこないことがあります。このような場合は、すぐに動物病院へ連絡し、指示を仰いでください。陣痛促進剤の投与や、手をつかってお産の介助しますが、自力で生めないと判断された場合は、緊急の帝王切開手術となります。
このようなことをふまえ、事前にかかりつけ動物病院と連絡を取り合い、緊急時の対応方法などを相談されてください。特に診療時間外の深夜に生まれることがありますので、往診などで獣医師がいない場合があります。産気づいたら、できるだけ早い時間から主治医と連絡をとった方がよいでしょう。