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Q 犬が散歩に出るとくしゃみをします。特に草むらに鼻を突っ込んだ後にします。犬にアレルギーってあるんでしょうか? また、治療方法にはどんなものがありますか?
(2007年3月17日デーリー東北掲載)

 アレルギーは、人と同じように、犬や猫においてもあります。アレルギーとは、特定の物質に対して体が起こす過敏反応のことを指し、すぐに反応が起きる即時型から、ゆっくりと反応が起きる遅延型まで複数のタイプに分類されています。特に問題になるのが、急激に反応が起きる即時型アレルギーで、花粉などのアレルゲン(アレルギーの原因物質)を吸った瞬間に、激しいくしゃみや咳が止まらなくなります。重症の場合は呼吸困難を起こし、命が危険なこともあります。



 これらのアレルギー反応は、皮膚でもよく発生し、真菌(カビ)などのアレルゲンに触れると、激しいかゆみや皮膚が赤く腫れる「発赤」が起きます。症状が進行すると、かゆくて皮膚の表面を掻き続けるあまり、皮膚がただれたり、ひっかき傷に細菌感染して化膿することもあります。また、最近では食事アレルギーも多くなってきており、フードに入っている肉や穀物に過敏反応を示すペットがいます。この場合、食後に嘔吐や下痢がおきることがあります。

 アレルギーの治療は、まず、血液検査でアレルゲンを特定し、つづいて原因の除去を行います。皮膚型アレルギーの場合は、皮膚に感染した真菌や細菌を死滅させる外用薬や内用薬を投与します。花粉などの空気を媒介するアレルギーの場合は、原因物質から逃げることが最優先です。室内の清掃を徹底的に行い、その後は空気清浄機などを使って、室内の清浄化を保ちましょう。もちろん、タバコなどの強烈なアレルゲンは厳禁です。食事アレルギーの場合は、動物病院で処方された専用食で食生活を維持します。どうしても食べない場合は、飼い主さんが手作りでご飯を作る必要がある場合もあります。

 これらの治療方法でも反応がない場合は、ごく弱いアレルゲンを皮下に注射してアレルゲンに体を慣れさせる「減感作療法」や、アレルギー反応自体を抑える「免疫抑制剤」、最近ではインターフェロン療法などが効果をあげています。いずれにおいても、病気を良く調べながら、根気よく時間をかけて治す治療となります。かかりつけの獣医とよく相談しながら、治療方針を決めましょう。