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本田動物病院 TEL 0176-57-3468
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Q 産まれて間もない捨て猫を4匹拾いました。しかし2匹死にました。どうやって育てたらいいでしょう?
(2007年7月14日デーリー東北掲載)
保護された生後1週間の子猫。
まず体を暖めましょう。ちょっとした体温低下が命取りになります。
生まれて間もない猫を拾った場合は、まず暖めます。よほどタイミングが良くない限り、捨てられてから数時間経っているはずです。ほとんどの子は低体温を起こしてぐったりしている場合が多いです。子猫を、両手でやさしく包むようにして人の体温で暖めてあげて下さい。その後、急いで動物病院で診察を受けて下さい。新生仔の捨て猫の場合、脱水や低体温を起こして死にかけている場合がほとんどです。
治療を受けた後は、ご自宅で、体温が下がらないように、小さめの箱にペットヒーターを入れて、その上にタオルをのせた「保育器」を作って下さい。ヒーターがない場合は、お湯を入れたペットボトルなどで湯たんぽを作るとよいでしょう。タオルの上から手を当てて、人肌より少し温かい程度の温度が理想です。
次に、ミルクです。子猫用のミルクはいくつか市販されていますが、必ず新生仔用の物を購入して下さい。子猫用の吸い口がついた哺乳瓶も一緒に用意しましょう。ミルクを、メーカーの指示に従って調整した後、哺乳瓶であたえます。最初の1週間は、2〜3時間おきに飲むだけ与えて下さい。その後は、3〜4時間おきに1回と減らします。ミルクを飲んで落ち着いたら、オシッコとウンチをさせましょう。子猫は自力ですることができず、母猫がなめることによって排泄されます。人がこれの代わりをするには、人肌のお湯で軽くしめらせたティッシュペーパーや布でやさしく肛門付近をこすって下さい。オシッコやウンチが出てきますので、拭き取って下さい。
当院では先月より、子猫を拾われる方が急増しています。これは、春の繁殖シーズンで妊娠した猫が、ちょうど今頃の季節に出産するためです。身勝手な人間に捨てられた子猫たちは、ほとんどの場合は死亡します。運良く心優しい人に拾われて、治療を受けられる子はほんのわずかです。徹夜の看病のかいもなく死んでいく子猫たちを見るたびに、その子を捨てた愚かな人間への怒りがわき上がってきます。
どうか捨てないで下さい。生まれてくる子猫の面倒が見られないと分かっているなら、親猫に避妊手術を受けさせて下さい。この最低限のマナーが理解できないような人は、猫を飼うべきではありません。