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本田動物病院 TEL 0176-57-3468
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Q  6歳のマルチーズの雑種を飼っています。元気はあるのですが、毎朝必ず、痰のようなものと黄色の液体を少し吐きます。その後、食事をねだります。近所の動物病院で血液検査をしてもらった結果、特に異常はありませんでした。吐くとき苦しそうなので、何とかならないものでしょうか?
(2007年8月11日デーリー東北掲載)

 診てみないとなんともいえないのですが、いくつかの原因が考えられます。

  1つが、食事のあげかたや、あげる時間の影響。 犬は、かなり正確な体内時計を持っていて、食事の時間が近づくと、お腹が減って胃液が分泌されます。この状態で、食事の時間が遅くなったり、好物が目の前に並べられた状態で「待て」をされたりすると、多量に分泌された自分自信の胃液にむせて、黄色い胃液を嘔吐することがあります。 また、就寝前にジャーキーなどの油の多い物をたくさん食べると、胃腸のコンディションが低下し、翌日に吐くことがあります。1日お利口さんにしていたからといって、寝る前のご褒美にジャーキーをあげる方が意外と多いですが、これはお勧めできません。

 
「待て!」をしているときのワンちゃんは、お腹ぺこぺこです。あまり待たせすぎると胃酸で胃炎を起こしてしまいます。普段のご飯、決まった量を決まった時間に与えるようにしましょう。

 2つめは、ストレスの問題。処方食など食べたくないご飯である場合、食事そのものがストレスとなっていることがあります。健康によいと聞いたからといって、無理に食べさせるのも良くありません。もちろん、甘やかしていては偏食になるので要注意ですが、ストレスが出るような食事内容の場合は改善した方がよいでしょう。

 3つめは、なにかの病気の前兆である場合。感染症や中毒など、症状が出始めた直後では、血液検査でもあまり値に異常が出ないことがあります。また、肝門脈シャントとよばれる肝臓の側の血管の奇形などは、食後に血液中のアンモニア濃度が上がり嘔吐しますが、お腹のすいているときなどは、値が低く出るため、一見正常にみえる場合もあります。

 いずれにせよ、何回も嘔吐を繰り返すうちに胃の粘膜がいたみ、潰瘍が起きやすくなります。この潰瘍部分に胃液がしみることで、軽い胃液でも気持ち悪くなって吐く様になり悪循環となってしまいます。放置しておくと潰瘍が悪化することもありますので、もう一度、検査を受け、治療の必要性があるか調べた方がよいと思われます。特に問題ないのであれば、食事の内容やあげ方を改善し、毎日規則正しく、メーカーの推奨量を守ってあげるように努めて下さい。