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Q 先日、知人からミニチュアダックスの子犬をもらいました。しかし、家に来てからずっと咳が止まらず、夜中も苦しそうに何度も咳をして寝られない状態です。
知人に相談したところ、ケンネルコッフなので自然治癒するから、そのまま様子を見ていてよいといわれましたが、大丈夫でしょうか? また、人用の風邪薬では治せないでしょうか?
(2008年9月6日デーリー東北掲載) |
| 大丈夫ではありません。動物病院に行かれて下さい。ケンネルコッフとは総称的な言い方であって、正確な病名ではありません。これは、犬の喉や鼻、肺などの呼吸器に感染した細菌やウイルスが引き起こす、咳やくしゃみなどを主な症状とした感染症のことを指します。よく「犬風邪」などともいわれます。 |
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ケンネルコッフの主な原因には、アデノウイルス2型感染症や、パラインフルエンザなどが多く、単体で感染することもあれば混合感染することもあります。いずれも、一度感染すると体内からなかなか排除されず、しつこく咳が続き、食欲が落ちたり、夜中も咳きが止まらずに寝られず、徐々に衰弱していきます。成犬はあまり死ぬようなことはありませんが、子犬だとこの衰弱がきっかけで命取りになることもあります。また、慢性的な咳やくしゃみで鼻粘膜が傷つき、ここに細菌が二次感染すると症状はさらにひどくなり、膿のような鼻水(いわゆる青っぱな)を垂らすようになります。
治療は、まず原因を除去することから始めます。ウイルス疾患の場合は、体の中に侵入したウイルスの増加を抑える作用のあるインターフェロン注射が有効です。値段も高価ではありますが、治療期間を短くしてくれ、犬の負担も軽減できます。細菌の場合は、抗生物質にて治療を行います。また、鼻粘膜が損傷している場合は、抗ヒスタミン剤などを投与して腫れをひかせ、くしゃみのきっかけを軽減していきます。その他にも異常のある部位に対症療法を行っていきますので、素人判断はせずに必ず動物病院にて治療を受けて下さい。
また、人用の風邪薬は絶対にあげてはいけません。人体薬の中には、人と同じ量を飲んだ場合、犬だと致死量になる薬もあります。又、薬に対する感受性が人と全く異なる薬もありますので、単純に体重換算してあげることも危険です。また、この様な病気にならないようにするためにも、毎年必ずワクチン接種を受けましょう。
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