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本田動物病院 TEL 0176-57-3468
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Q 10歳のメス猫を飼っております。先週よりオシッコに血が混じるようになり、動物病院で検査を受けたところ、細菌性の膀胱炎と言われました。抗生物質が処方されましたが治りません。翌日、病院を変えましたが、同じことを言われ薬が出ました。そこでも治らなかったので、翌日に病院を変えましたが改善しません。なぜ治らないのでしょうか?

(2008年11月22日デーリー東北掲載)

 ご質問には、2つの問題があります。1つめは病気の正確な特定が終わっていないこと。もう1つは、転々と病院を代えていることです。

 まず1つめの問題から解決しましょう。何度も病院にかかっていて治らないところを見ると、強い菌に感染したか、細菌感染が主たる原因ではないと考えられます。細菌の治療では各種の抗生物質が使用されます。これには相性があり、よく効く物もあればそうでないものもあります。

 
細菌性膀胱炎の尿の顕微鏡写真
大きい粒が白血球。たくさん見える小さな粒が細菌です。

  
 また、最初は効いていても、抗生物質が効かない細菌(耐性菌)ができることがよくあり、その都度薬を変えていかなくてはなりません。また、膀胱炎が起きる原因は様々で、細菌感染以外にも、結石、外傷、腫瘍等があります。しかしこれらの多くは、出血を伴い、これに二次的に細菌感染が起きることが多いため、いずれも初期の診断では「細菌性の膀胱炎」となることがあります。その後、止血剤や抗生物質にて細菌を殺すうちに本来の原因であった腫瘍や結石が発見されることもあります。また、いくら治療しても治らない場合、真菌(カビ)が原因であることもあります。これは細菌感染と同時に起きることも多く、通常の抗生物質が効きにくいため、治療中に発見されることがあります。

 次に2つめの問題を解決しましょう。病院を転々と代えることはお勧めできません。前述のように、抗生物質を変えながら治療を行う関係上、効かないからといって治療を止めてしまっては、最初の振り出しに戻ってばかりです。意見が合わない、治療に不安がある場合、まず担当の獣医師に相談してみて下さい。もちろん主治医以外の意見(セカンドオピニオン)を得ることはとても有用です。しかし、あまりにも短期の治療では薬の効果を判定する間もありません。最低でも数日間投与して、薬が効かなかった場合は、その情報を元に違う薬を選択します。ですので、「この薬が効かない」ということは非常に重要な情報で、治療への近道なのです。