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 Q 先日、私が飼っているミニチュアダックスを公園でリードを放して散歩していたところ、うっかり道路に飛び出し、車にはねられました。病院につれていたところ、大腿骨を複雑に骨折しているとのことで、金属のプレートで治療するとのことでした。治療費も高くかかるといわれ、ネットで調べたところ、ギブスだと安く済むとの記事をみました。この場合、ギブスでの治療はできないものでしょうか? また、うちの子は、いつもは飛び出したり人を噛んだりすることはないので、リードを放していました。私に非があるんでしょうか?

(2008年12月13日デーリー東北掲載)

 診てみないと何ともいえませんが、この場合、ギブスでの治療は難しいかもしれません。
 骨折の治療には、筋肉を剥がして骨に直接金属の板(プレート)をネジで固定する「内固定」と、ギブスで皮膚の外側からがっちりと固定する「外固定」の2種類があります。
骨にひびが入る程度の軽い骨折の場合は、「外固定」でも可能でしょうが、複雑に折れている場合は、折れた骨のかけら集めてプレートでしっかりと固定する「内固定」でないと修復は難しいでしょう。
 
プレートを使った骨盤骨折の手術

 また、まっすぐな骨の部分はギブスを装着しやすいのですが、関節をまたがって固定する場合や、大腿骨などは、ギブスを装着しにくい場所です。何らかの理由があって、内固定を勧められたわけですから、素人判断はされずに、診察した獣医に相談されてみてください。

 また、リードを放していた件ですが、100%、あなたに非があります。犬を飼う方は、犬に愛情もって接することももちろんですが、人間社会のルールを犬に教えることも義務です。法律にも明記されていますが、犬はヒモをつないで散歩しなくてはいけません。「うちの子は飛び出さない」という根拠のない過信から、事故にあう犬達が絶えません。

 以下は、当院のノーリードでの事故例ですが、
・犬を車でひいても、ほとんどがひき逃げで、死亡することが多いです。
・ヒモを放していたおまえが悪いといって、突然人から蹴られた事故もあります。
・闘犬にむかっていき、かみ殺された事件もたくさんあります。
・いたずらで、道路や公園にまかれた毒をたべて死亡した例も毎年あります。

 私も犬を飼っておりますが、どんなにしつけていても予想しない動きをすることはあります。どうかリードを放さないでください。